ETC. Vol.8



XTC来日イベント@渋谷HMV (99年3月9日)
 この日渋谷HMVに大集合した200人のマニアは全員XTC目当て。先着順の整理券を手にした人々へのトーク&サイン会ということで、心優しくもクセのありそうな人々が狭いスペースに詰め込まれ、ニッチもサッチもノンサッチという感じだった。前作「NONSUCH」でこの宣伝コピーが使われたのはもう7年も前ですなぁ。僕の背後には男女連れがいたんだけど、その男の方は知識をひけらかしていてしかも皮肉っぽく、自意識の肥大っぷリを僕の耳まで流し込んでくれるイヤ系マニアの典型。聞いてるだけでストレスが溜まったけれど、ここで事件を起こしてはイベントに参加できないのでグッと我慢した。その嫌悪を人は近親憎悪と呼ぶ。

 XTCってのはよほど偏屈で無愛想なオヤジ2人組なんじゃないかと思ってたけれど、現れるやいないや前の方の客と柵越しに握手し始めたんで拍子抜けしてしまった。いい奴らじゃん。それから司会者とのトークだったけど、「プロモーション続きで疲れているから」と、3人からの質問に答えただけで20分ほどでおしまい。やはり油断しちゃいけない連中なのだった。

 続くサイン会では、周囲にアナログを持った人も多くて、突如お宝合戦状態。僕は新作「APPLE VENUS VOLUME1」のCDをコソコソと用意する。並ぶのはタルいから帰ろうかな〜なんて最初は思っていたものの、順番が近づいてくれば一気にドキドキ。現金な話だ。アンディーもコリンも握手してくれたし、日本盤のフォト・ブックレットにサインを頼んだら、アンディーはサインのみならず写真の自分の靴をマジックで塗りつぶして「shoes!」とか言ってるし。一緒に仕事したら大変なタイプなんだろうけど、ファンにはこの茶目っ気がたまんないね、と大喜びしてしまった。

(APR/05/99)