Vol.6 1998



SUPER COMIC CITY 7 (98年5月3日 有明・東京国際展示場)
 アニパロ・創作なんでもありなのがCOMIC MARKET(通称コミケ)だとしたら、COMIC CITY(通称シティー)はアニパロ中心のイベントだ。もちろん両者の主催元は違っていて、シティーを主催しているのは赤ブーブー通信社。コミケから分派した組織、だったと思う。

 そのシティーに行くのは実は今回初めてで、コミケとコミティアだけしか行ったことのない僕にとっては未知の世界。コミケは東館と西館両方使うが、シティーの場合は東館のみで、その分規模は小さいのだけれど、いざ行ってみれば、もう充分なぐらいの煩悩パワーに満ちていた。

 入場して感じるのは、女の子の客が多いこと。正確な数字はわからないが、会場の8割は女の子じゃないだろうか。これは出店しているサークルでも同様で、当然やおい系が隆盛といった印象だ。同人誌即売会では女の子の方のパワーが強いと言い切ることは出来ないし、コミレヴォなんかだと男の方が多いとも聞くので、この辺は一種の住み分けというか、イベントの性格の違いなのだろう。

 さて今回の僕の目当ては、ただひとつエヴァ本のみ。その他のジャンルは一切無視。まだ病気が治まらないのかと思われてしまいそうだが、まさにその通りなのだ。エヴァのサークルは、カタログのほんの5ページほどで、数にして200サークルほど。そのうち半数はやおいっぽいので、その辺は当然パス。まぁ実際には100サークルもあればチェックするのに充分手間がかかる。今頃になってエヴァをやってるサークルには気合の入っている人が多いし、完結編を自分なりに解釈しようと挑戦しようとしている作家が多いのが特徴かもしれない。アスカとシンジがラヴラヴってのが多いし。僕は10冊ほど購入。

 ひとつ気づいたのは、けっこうお客やサークルの撤退が早いこと。買うだけかったり売るだけ売ったりと、目的を果たしたら退散といった感じ。場としての吸引力はやや弱いか…とも思ったが、コミケの盛り上がりが異常なだけかもしれない。

 会場で合流した女友達・Kのバッグには、アニパロ中心に30冊の同人誌が詰まっていた。聞けば出費は3万円にのぼったそうで、金を使い果たした彼女は、さすがに2日後のコミティアには来なかった。創作オンリーのコミティアとの客層のダブりがあまり無さそうなのも、シティーの特徴かもしれない。

(MAY/25/98)