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エヴァについての個人的な話

○僕がそのアニメの名前を初めて聞いたのは、いつ頃だったのかはっきりしない。ただ、96年の春か夏には、「物語が途中で崩壊した奇妙なアニメ」についての噂を、都市伝説でも聞くように漠然と知っていた。そして、それが一気に興味の対象となったのは、「Quick Japan」のエヴァ特集で、一時期の僕の「アイドル」でありながら忘れかけていた人物の名前を目にしてからだった。庵野秀明という名前を。
○高校3年生の頃、僕は、世間一般の高3とおなじように受験生として生活していた。しかし、学校が終わった後にまた人の群れの中に入るのが煩わしくて、予備校に行かないまま、ただ学校と家を往復する生活を続けていた。しかし、それ以前から、何の目的も目標もない生活を送っていた僕にとっては、その「勉強さえしていればいい」という毎日は、非常に気楽なものだった。
○そして、その頃の僕は「アニメージュ」を毎月購読するいっぱしのおたくだった。中でも夢中になったのは、NHKの「不思議の海のナディア」。今考えれば、閉塞した生活からの逃避願望の表れだったのだろう。とにかく、凡百のアニメに比べ、突出した演出の巧みさを誇るその作品を見るため、毎週金曜を心の底から待ちわびた。当時の湾岸情勢も、僕にとっては「ナディアの邪魔」という以外の何物でもなかった。もしこの作品に出会わなかったら、作画監督の名前だのセルの使い回しだのということを気にするようにはならなかったんだろうなぁ。おたくに至る病、ここに原因があったのだ。
○その「ナディア」で知ったのが、庵野秀明、そしてガイナックスという名だった。やがて、僕がかつて何度となく繰り返し見た「王立宇宙軍オネアミスの翼」は、彼らの作品であったという事実も知った。そうなると当然、「トップを狙え!」も、おたく仲間に頼んで慌てて見ることになった。僕の知識ではカバーしきれないほどのおびただしい引用、圧倒的な構築力で展開されるその世界。僕の高校最後の1年は、家で勉強することと、「ナディア」と「トップ」を繰り返し見ることで終わってしまったと言っていい。学校自体、たいして行かなかったんだから。
○しかし、大学に入った時点で、僕はアニメを見るのをパタリと止めてしまった。それまでとはまるで違った、大学の開かれた空気ににハマってしまったためだった。そして、庵野秀明もガイナックスの名も、日常に隠れて、僕の記憶から徐々に姿を消していくことになっていった。
○ところが。去年の夏頃から、アニメの世界だけでなく、周縁のサブカルチャー方面でもエヴァの名が語られ出したことで、僕の興味に一気に火がついた。掘り返された墓の中の埋葬者は、思いの外元気だったのだ。さっそく専業おたくの友人に連絡し、エヴァのビデオがないかと聞いた。ところが、毎週見てはいたものの、ビデオは25・26話しか録ってないという。僕は1話から見ないと気が済まないタチなので、そうなるとレンタルで借りようかと考えた。しかし、それも途中までしか出ていないという。マンガ版で済まそうかとも思った際には、アニメの方が人気が出た理由が分かると友人に止められた。そんなこんなで、縁が無いのかと、一旦は諦めかけてしまったのだ。
○そんな八方塞がりでいた頃、エヴァとは全く関係ないとあるメーリングリストで、エヴァ再放送の情報が流されたのだ。当然そのメールは、その場で保存。かくして、97年2月1日を待つことになったのである。
○深夜の再放送の翌朝、予約録画しておいたビデオを見て、すぐにマイってしまった。オープニングからしてカッコよすぎ。展開も面白すぎ。すべてにおいて進化/深化した庵野&ガイナックスの姿を見せ付けられてしまったのだ。僕の生活はこの日を境に一変し、毎日会社から帰るとエヴァを見返すことになった。まるで、高校以来6年間のアニメ断ちを埋め合わせるかのように。
○その病が至った先が、このページ。いわば、僕の診療カルテのようなものだ。ここには、基本的に登場人物たちの画像はない。僕がアニメから離れていた時代に得たもの−音楽やマンガをもとにして、エヴァを分析(というほどのものではないが)したところ、こうなってしまったのだ。なんて愛想の無いページかと思われるかもしれないが、実は自分でも驚いているのである。もちろん、これが僕にとってのエヴァの全てではないが、こういう見方もあることに興味を持ってくれる人がいたら、嬉しいと思う。
○また、一部「死海文書」のコーナーで取り上げた雑誌からの引用もあるが、ちゃんと僕のオリジナルもあるので、その辺は勘弁して欲しい。そして、エヴァの最良の楽しみ方は、恐らくは邪推や深読みをすることよりも、画面に映し出されたドラマそのものを、そのままの形で受け入れることだということも理解しているつもり。そういった意味で、このページは、こんなページを作成することの愚を百も承知の上で、「つい」リキんで作ってしまったものだと思って欲しい。そして…見逃して欲しい(笑)。
○さぁ、夏の劇場版が楽しみだ。これを見た後、きっと庵野監督の次回作まで、僕はまたアニメを見なくなるのだから。冬眠前の熊が食い溜めをするような気分か。もっとも、どんな味がするか分からないところが、イマイチ不安なんだけどね。(97年5月27日記)




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