ムネカタアキマサ for OUTDEX
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はてなの杖日記(はてなダイアリー版・随時更新中) | この日記をあなたのはてなアンテナに追加
 
7月31日(thu)
ソウル・フラワー・ユニオン「シャローム・サラーム」 「平和」を意味する言葉をタイトルに掲げたアルバムをこの時期に発表するのだから、よほど強烈なメッセージに溢れた作品を出してくるのだろうと思いながら聴きはじめたのが、ソウル・フラワー・ユニオンの「シャローム・サラーム」(→amazon.co.jp)。ところが拍子抜けしたような気分になったのは、なんとも優しい雰囲気に包まれていたからでした。

 もちろんゴリゴリとしたアクの強い個性も健在で、「スイングゲリラ宣言」の歌詞には「マルクス」「ブッダ」「アダム」なんて単語が並んでいるのですが、しかし楽曲には大らかさがあるのです。「うたは自由をめざす!」の軽やかさも新鮮。しみじみとした情感に満ちた「そら(この空はあの空につながっている) 」、そして東ティモールの町・リキサを歌った「リキサからの贈り物」も、聴いていて泣いちまいそうになるほど素晴らしい楽曲です。中川敬は、イデオロギーを叫ぶのではなく、人間の生きる姿を歌い上げることで人々に訴えようとしているのだなぁ。

 8トラックのうち、3トラックはライヴでのメドレー。Joe Strummerの曲もカバーしているレゲエ・メドレーの「バンクロバー〜ビッグ・アップル〜杓子定木(インスト)〜戦火のかなた」では、悲哀とユーモアも感じさせます。

 ライナーに掲載されている石田昌隆と牛島有による世界の子供たちの写真も、「あざとい」なんて言葉を忘れるような素敵な表情ばかり。ジャケットの写真が内容をよく表現しているこの「シャローム・サラーム」を僕はずっと愛聴中です。

7月30日(wed)
最近はすっかり影が薄くなったこの日記の本体・OUTDEXですが、これまで独自ドメイン(http://www.outdex.net/)からSo-netへ転送して表示する設定にしていたのをやめ、この度やっとレンタルサーバを借りてサイトを運営する決心をしました。

 それにともなう変更に少々手間どっているので、近日中にしばらくoutdex.netへのアクセスができなくなってしまうかもしれないのですが、転送先(http://www02.so-net.ne.jp/~munekata/outdex/)に直接アクセスすれば表示されます。outdex.netへのアクセスが不能になったら、お手数ですがSo-netへ直接アクセスしてみてください。

 レンタルサーバへの移転完了後には、Movable Typeを利用したウェブログとして生まれ変わる予定です。嘘ですが。とはいえ、日記とOUTDEX ANTENNA以外は全然手を入れてないので、サイト構成もちょっと考えたいのは事実なんですけどね。

 なお、それにともなってこの「小心者の杖日記」のURLも変更する予定です。その際にはお手数をかけますが、よろしくお願いします。

新井英樹「キーチ!!」第4巻(→amazon.co.jp)、山本英夫「ホムンクルス」第1巻(→amazon.co.jp)購入。

7月29日(tue)
志村貴子「放浪息子」 志村貴子「放浪息子」第1巻(→amazon.co.jp)は、異性装に目覚めてしまった小学5年生の少年少女の物語。淡々とした世界のようでいて実はストーリをけっこうグイグイと進めていて、その手腕が鮮やかです。

 今日は朔ユキ蔵「モウソウマニアおんなのこ」(→amazon.co.jp)も購入。彼女の3冊目の単行本の新装版で、衝動に突き動かされる人間たちを描いた作品が並んでいます。

7月28日(mon)
安倍なつみのモーニング娘。卒業のニュースについては、さすがに驚きはしたもののあまり感慨は抱かなかったのですが、それを発表するつんく♂の姿には圧倒されました。

 そんな重大な発表をライヴの途中で聞かされては、ショックで観客がライヴどころではなくなることなど明白なのに、「卒業=おめでたいこと」という前提に疑問を差し挟む隙を与えないような異常に高いテンションで発表をするつんく♂。悪趣味であるぐらいにポジティヴさ全開である彼が、「イェイ、おめでとー!」と言いながらこぶしを握って片腕を立てるポーズをした瞬間、その確信犯ぶりにクラクラしました。この人は生粋のエンターテイナーだなぁ。

7月27日(sun)
朝方までソニン関連の原稿を書いて、午後1時に起床。

加藤千恵が遊びに来たので、昨夜放送されて彼女も出演したNHKの番組「眠れない夜はケータイ短歌」のビデオを本人と見ようとしたら、「羞恥プレイ?」と言われました。ついでにソニンのドミノ倒しビデオも見せます。

加藤千恵の帰宅後、夜は原稿を修正したり推敲したり。

録画しておいた今夜の「元カレ」は、家人の許しのもと自分に素直になって広末涼子の出演部分も普通のスピードで見ることに。しかし、彼女の目が常に見開かれているのが気になって、演技がうまいのかどうかという判断にまで至れませんでした。好きな相手に喫茶店でおごってもらい幸せを噛みしめた後に、勝手に相手の家にあがりこんで料理をするキャラクターを今週もソニンが好演。なんかすごく当たり役のような気がします。

深夜、原稿の追加依頼分も書き終えてやっと送信。

7月26日(sat)
今後のTGVについて渋谷でミーティング。99年以来、ハルヲさんMASAさんオザワさんまちださん、そして僕というメンバーで続けてきたTGVですが、今後は渡部兵馬くんkoumeさんが加入することになりました。あと、必ずしもメンバー全員が毎回参加する必要はないという方針にも変更。

 そして今日は、フジロックに行ったオザワさん以外のメンバーが集合したのですが、渋谷のルノアールには浴衣を着た男女がたくさんいて、そういえば今日は隅田川花火大会があるのだと思い出しました。

 次回のTGVは10月頃に予定されているのでよろしくお願いします。

ビートミンツ「12ソングス」 解散後、ソウル・フラワー・ユニオン「シャローム・サラーム」(→amazon.co.jp)、ビートミンツ「12ソングス」購入。ビートミンツの「12ソングス」はオクノ修のバンドの90年の作品で、大工哲弘が「蓬莱行 exo - PAI PATIROHMA」(→amazon.co.jp)でカバーしていた名曲「ハートランド」を収録しています。

今日は秋みたいに爽やかな天気で、帰宅してから買い物に出掛けてもいい気分でした。近所からは盆踊り大会の音楽が。

7月25日(fri)
「ソニンまにあ」 FLASH特別編集の「ソニンまにあ」(→amazon.co.jp)は、5人のカメラマンがソニンを撮影した写真集。僕が一番気に入ったのは、藤代冥砂が撮影した水商売ソニンでした。胸元がきわどすぎるのはさておき、どの写真も表情が素晴らしく良いです。

 チェキで撮影したという米原康正の写真はやはり「アウフォト」風味。斉藤誠による「ソニン輪廻転生」はタイトルからしてすごいですが、真っ赤なルージュを塗った姿で寺の仏の前で涙を流しているソニンの姿も強烈です。というか、やりすぎ。アルバムが売れたことを想像して泣いた、というのもなかなかリアクションに困るエピソードです。

 ところでこの写真集にはインタビューも掲載されているのですが、会いたい人を聞かれて、長い沈黙の後にソニンが名を挙げたというのはユウキ。やはり……。

7月24日(thu)
渡辺勝「Underground Recycle」 年にほんの数枚、「これはヤバいものを聴いてしまった」と感じるCDに出会うものなのですが、元はちみつぱいのメンバーである渡辺勝の「Underground Recycle」はまさにそうした作品でした。岡林信康、斉藤哲夫、加川良、あがた森魚、はちみつぱい、休みの国、早川義夫といったアーティストの70年代の楽曲をカバーしたアルバムです。

 まず冒頭の「愛する人へ」からグサリと胸に突き刺さってきました。岡林信康の「見るまえに跳べ」に収録されている原曲も聴いていましたが、それ以上に深く。渡辺勝のボーカルはちょっとヨレたような独特なスタイルで、飾り気など微塵もなく、その代わり強烈に迫ってくるものがあります。例えば、斉藤哲夫の「悩み多き者よ」の「ああ人生は」というワンフレーズにこめられた情感の重さに端的に表れているように。

 ボーカルは渡辺勝ひとりではなく、知念良吉オクノ修、鈴木翁二らも担当。オフノート周辺のミュージシャンたちによる演奏は、時にラフなようでいて、しかし情念を感じさせるような厚みがあり、そしてアヴァンギャルドさを内包しています。「Underground Recycle」というタイトルの通り、70年代から連綿と続いてきたアンダーグラウンドの世界を体現しているかのように。特に、各種管楽器を操る中尾勘二のプレイには幾度も耳を奪われました。

 6曲収録されているあがた森魚の楽曲のカバーでは、幻想的な面だけではなく狂気を感じさせる部分も見事に表現されています。

 そして僕が本作で新鮮な衝撃を受けたのは、休みの国の楽曲の素晴らしさ。「追放の歌」「夕焼け地帯」「オールライト」のどれもが、孤独を滲ませているもののそれに浸るだけではない芯を感じさせます。「追放の歌」でのオクノ修の淡々とした歌とギタープレイ、「夕焼け地帯」の歌詞とリコーダーの響き、「オールライト」の終盤の感動的なコーラス。どれもが掛け値なしに素晴らしいです。

 ひとつ注文するならば、やはりライナーに歌詞を掲載して欲しかったです。でもそれは、歌にじっくりと耳を傾けることでカバーしましょう。

 僕は自分の胸に同調するかのごとく響くこの「Underground Recycle」に、ちょうど今出会えたことに感謝しています。この音楽を必要とする誰かにも届くことを願わずにいられません。

7月23日(wed)
Love Distortion II 〜はたして眼鏡はどうなのか?〜 8月15日(金曜日)に開催される「Love Distortion II 〜はたして眼鏡はどうなのか?〜」のサイト上では、チケットの予約を受付中です。予約特典は、幻の「恋愛ディストーション」3巻表紙の描き下ろしを含む、犬上すくねさんによるポストカード3枚組だそうですよ。

遠藤浩輝「EDEN」第9巻(→amazon.co.jp)、佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」第6巻(→amazon.co.jp)、志村貴子「放浪息子」第1巻(→amazon.co.jp)購入。

7月22日(tue)
渋谷のタワーレコードでキングレコードの大石さんとバッタリ会って、一緒にいた方を紹介してもらったら音楽ジャーナリストの沢田太陽さん。僕は沢田さんがNHK時代に制作していた「ライブビート」を見に行って彼の前説を聞いたり、メールマガジン「THE MAINSTREAM」の分量に圧倒されたりしていたのですが、沢田さんも僕のサイトをチェックしてくださっていたとか。驚いたことに年齢も把握されていて、「『ジギー・スターダスト』の年の生まれですね」と言われました。さすが。

Pee Wee Russell「Ask Me Now!」 そのタワレコで、Steve Winwood「About Time」(→amazon.co.jp)、渡辺勝「Underground Recycle」、Pee Wee Russell「Ask Me Now!」(→amazon.co.jp)購入。あと、音楽ライターの岡村詩野が責任編集の音楽雑誌「Kitten」創刊号も。

 Pee Wee Russellの「Ask Me Now!」は、ジャズ・クラリネット奏者の63年録音作。15日の日記で紹介したOliver Nelsonの「The Blues And The Abstract Truth」と同じく、これもジャケットに惹かれて買ってしまいました。レーベルも同じImpulse! Records

7月21日(mon)
最近ふとした時に潮の匂いを嗅いだような気がするのですが、それは家の近所とか、中目黒駅のホームとか、およそ海から離れた場所でばかりです。なかなか上がりきらない気温と高い湿度が、何か植物の匂いでも香り立たせて僕にそう錯覚させるんでしょうか。そういえば今日は海の日でした。

Daniel Lanois「Shine」 Daniel Lanois「Shine」(→amazon.co.jp)を自室のオーディオシステムのスピーカーで聴くと、エッジの柔らかい低音を響かせるサウンドの中から、Daniel Lanoisのボーカルだけが切り取られたようにクッキリと浮き上がってきて、そのミックスが非常に快感です。

 器用なボーカリストだとは言えないけれど、ゲストのEmmylou HarrisやU2のBonoと一緒に歌っても見劣りしない味があるのも確か。Daniel Lanoisのサウンドクリエイターとしての資質とシンガーソングライターとしての資質の両面がブレンドされて「Shine」の渋い味わいを生み出しています。真夜中の愛聴盤。

7月20日(sun)
ゆっくり休養しようと思っていたのですが、2時間ぐらいかけて家の中を綿密に掃除したり、大量のウイルスに侵された他人のパソコンを修復しようとして途方に暮れたりしていたので、あまり休んだ気がしませんでした。

今週も「元カレ」のビデオは早送りで見ました(本当は広末涼子の登場部分も通常のスピードで見たいけれど家人に言い出せない)。

 今回はソニンがらみの見どころ満載で、どこで買ったのか問い詰めたくなるような花柄のすごい服を着たり、卑屈なわりには相手の気持ちも考えないで言いたいことを言ったりする役どころを、なにもそこまでというほどソニンが好演。メガネをとったら可愛くて、天野ひろゆきが彼女を見直す……というあまりにもお約束な展開にもクラッときました。ソニンをここまでネタ要員と割り切って使っている点については、このドラマを評価したいです。

7月19日(sat)
NHKの「土曜特集 バラエティー!これが島唄だ」は見応えのある番組でした。出演者は、りんけんバンドBEGIN、登川誠仁、古謝美佐子夏川りみ、坪山豊、大工哲弘神谷千尋大島保克という豪華なメンツ。さすがNHK。しかも沖縄本島だけではなく、奄美、八重山、石垣島のアーティストも押さえています。内容的にも、バラエティー的な部分と音楽の紹介とのバランスをうまくとっていました。

 アルバムで愛聴していた古謝美佐子の「童神」や大島保克の「流星」を聴けて良かったし、りんけんバンドの92年の傑作「アジマァ」(→amazon.co.jp)に収録されていた「黄金三星」を聴けたのも嬉しかったです。

 沖縄をレポートしていたマナカナこと三倉茉奈・佳奈は普通に可愛いかったなぁ。司会はどこかで見たことがある顔だと思ったら早坂好恵でした。懐かしい。

7月18日(fri)
「MUSIC MAGAZINE」8月号 「MUSIC MAGAZINE」8月号では、川上つよしと彼のムードメイカーズ「moodmakers' mood」のアルバム評を執筆しています。文中にある「カカヴァー」という単語は、ご想像の通り「カヴァー」の誤植です。

 あと、原稿の表記を誌面では直されちゃったのですが、「キューピー」って正しくは「キユーピー」なんですよね。

7月17日(thu)
押入れの8センチCD箱から引っ張りだしてきました とうとう出ますか、小沢健二のアルバム未収録シングル楽曲集。タワーレコードHMVでもアナウンスされているこのアルバムは、8月31日に発売される「刹那」(→amazon.co.jp)。

 僕はこういう編集盤を待っていたもののさっぱり発売されなかったために、中古屋めぐりやオークションで小沢健二のすべてのシングルを揃えたクチです。96年の「夢が夢なら」以降はまさに小沢健二の試行錯誤の軌跡だと思うのですが、僕はそうした楽曲たちを非常に愛しているので、再び広く聴かれる機会ができたのは素晴らしいことだと素直に思います。

7月16日(wed)
Love Distortion II 〜はたして眼鏡はどうなのか?〜

やー、先のことだと思っていたらもう1ヶ月前ですか。夏コミ初日でもある8月15日(金曜日)に、犬上すくねさんの作品で取り上げられている音楽を中心としたクラブイベント・「Love Distortion II 〜はたして眼鏡はどうなのか?〜」に、ゲストDJとして参加させていただきます。

 大阪で開催されて大盛況だったという第1回目に続く東京進出第1弾で、会場は渋谷Rock West。主催は地元の夏祭りで和太鼓も叩くナイスガイ・ミゾブチさんで、DJにはコミティア界隈で知られる鈴木風太郎さんも参加しますよ。

 カーネーション狂いとして有名な犬上すくねさん関連のイベントだけに、非常にロックな感じになりそうな予感がしますが、軟弱者の僕も頑張ります。

 僕の勤めている会社は特にお盆休みがないので、当日は休暇をとって会場に馳せ参じる所存です。本気です。

7月15日(tue)
テンピュール 誕生日のプレゼントに、テンピュールの低反発枕をもらいました。無印良品で買った羽毛枕だとどうも肩が凝るので、LOFTでテンピュールの低反発枕を触るたびにその感触に憧れていたのですが、遂にこの手に、というかこの頭の下に。もらったのはオリジナルネックピローというタイプのもので、実際に寝てみると肩や首が非常に楽。あとは眠る時間そのものをもうちょっと増やせたらいいんですけどね。ともかく、ありがとう。

 お祝いのメッセージをくれた皆さんもありがとうございました。今日一日をとってみてもいろいろありましたが、この調子で31歳の日々をあと364回繰り返すつもりです。

Oliver Nelson「The Blues And The Abstract Truth」 31歳になって初めて買ったCDは、Oliver Nelson「The Blues And The Abstract Truth」(→amazon.co.jp)。Eric DolphyやBill Evansも参加した61年作です。長年ジャケットに惹かれてきた作品ですが、 「レコード・コレクターズ」8月号のSteely Dan特集にも載っていたので、思わずCD屋に寄って帰ってきました。

7月14日(mon)
朝起きたら左足に激しい痛みが。筋肉痛なのか、筋を痛めたのか……。

昨日放送された「元カレ」のビデオを見ましたが、ソニンの登場シーン以外をすべて早送りにしたら、5分ぐらいで見終わってしまいました。なにしろ主役の堂本剛や広末涼子と全然絡んでないですから。天野ひろゆきにキモい女扱いされ、職場の予備校では生徒たちにからかわれ、しかしそんなことは一切気にせず(気づかず)ひたむきに生きるソニン。これ以上ソニンのことを考えると頭が飽和してしまうので、「元カレ」の話はここで唐突におしまいです。

昨日ライヴ会場で会った、パラダイス・ガラージの豊田道倫さん7月13日分の日記。いい話です。

7月13日(sun)
ソニン「華」 ハンさん、Csbさんクシダイクと渋谷タワレコ前に集合して、渋谷AXでの「ソニン 1st Concert Tour 華」へ。わざわざ携帯有料サイトに入会してまでこの日のチケットを購入しておいたのですが、いやー、その甲斐がありました。なにしろ目の前数メートルの距離でソニンを見れて、しかも生腹や生太股を2時間も見せつけられたんですから刺激が強すぎます。

 セットはないし、衣装の変化も地味だし、バックは全部カラオケ。そんな異常なほど質素なライヴだというのに、「東京ミッドナイトロンリネス」でソニンが登場した直後から、テンションの針が完全に振り切れた状態に突入しました。ソニンのボーカルはテレビで聞くよりもずっと安定していて、ちょっと驚いたぐらいです。

 そして強力なディスコナンバー「HEY! Mr.Sunshine」で、ユウキのボーカルが容赦なく鳴り響いた瞬間にもう発狂寸前、というか発狂。2曲目で早くも当たり前のように流れたユウキの声に呼応して、思わず咆哮してしまいました。「HELLO! 新しい私」が、ユウキではなくつんく♂がラップしているソニンVersionだったのが残念なぐらいです。

ソニン with SCHECTER FLORIDA  さらに僕を歓喜させたのが、ソニンによるギターの弾き語りパート。5月の「エンタの神様」でやっていた企画と同じく、藤圭子の「圭子の夢は夜ひらく」、内藤やす子の「弟よ」、中島みゆきの「うらみ・ます」をメドレーで歌っていて、生で中島みゆきを弾き語るソニンにはなかなか卒倒しそうでした。歌の世界に完全に没入して歌うソニンの表情も鬼気迫りまくりで、それは「カレーライスの女」でも同じ。「津軽海峡の女」ではコブシを回しまくっていました。ちなみにソニンモデルのギター、145000円でSCHECTERから発売されます。

 「愛はもっとそうじゃなくて」では、CDでは韓国語のナレーションを日本語で。そして、あの幻の未発売アルバム「EE JUMPコレクション1」に収録されるはずだった、EE JUMP最強のグルーヴ・チューン「ADA BOY & DA GIRL」が鳴り出した瞬間に僕はまた錯乱。「HEY! Mr.Sunshine」と「ADA BOY & DA GIRL」は、ライヴの場では非常に強力です。

 あと、終盤の「イキナリズム!」で自分も周囲も非常に盛り上がっていました。あんなフォークダンス向けみたいな曲なのに、我ながら意外。続く「青春のSUNRISE」の時点ではすでにバテ気味でしたが、いつものダンサー3人以外にもたくさんのダンサーがダーッと登場したのにはグッときましたね。EE JUMPがかつて「ミュージックステーション」で「青春のSUNRISE」を歌った時、同じようにダンサーがたくさん登場して桜吹雪の中で踊っていたのですが、あの映像の感動を思い出しました。もうこの日記で何度も書いてますが、「青春のSUNRISE」は本当に名曲です。

 アンコールでのMCで、客に野次られながらもスタッフ全員の名前を延々と挙げていったソニンの姿は良かったなぁ。ショウとしてどうかというのはさておき、その意志の強さが。そしてステージ上では常に過剰なほど全力。「前だけを向いていきます」という発言はちょっとポジティヴすぎて心配になるぐらいでしたが、それ以上にドキリとさせられたのは、最後の最後でユウキに触れた部分でした。そうかぁ、ソニンの心の中でユウキはいつもそれほどまでに……。

今日はハンさんが京本政樹を、Csbさんが蛭子能収を目撃したそうです(しかも蛭子能収はなぜか1階にいたとか)。僕は終演後のロビーで、パラダイス・ガラージの豊田道倫さんにバッタリお会いしました。

 天上の飛鳥のみなと辰巳さん主催のオフ会もあったのですが、僕は4人でライヴへ行っていたので参加を断念。とりあえず、みなとさんやせきねさんに初対面のご挨拶だけはできました。

 その後、フジヰさんやミムさん、ライヴは見なかったけど会場に来ていたさかもとさんやピロスエさんたちと一緒に食事へ。中華料理屋に入ったので、「EE JUMPコレクション1」のジャケットのコスプレとしてチャイナ服でライヴに来たクシダイクは店員のようでした(でも今ジャケット画像を確認したらチャイナ服じゃないじゃん)。

 その食事の場では、「なぜソニンはあんなにユウキに想いを残しているのか」という問題も討議されたのですが、ハンさんが強力な仮説を唱えて皆が納得してしまったのに対して、ミムさんが断固として異議を唱えるなど、白熱するうちに夜は更けていきました。

素敵な夜でした。ソニン、ありがとう(とライヴの最後に絶叫)。

7月12日(sat)
「レコード・コレクターズ」8月号では、S.E.Rogie「パームワイン・ミュージック」のアルバム評を執筆しています。
7月11日(fri)
永江孝志「Long Afternoon」 「京都のブライアン・ウィルソン」なんて表現されているので気になって買った永江孝志の「Long Afternoon」ですが、冒頭の「アドバルーン」を聴いてびっくり。このメロディー、ブラスやコーラスの使い方は本当にBrian Wilsonの色濃い影響を感じさせます。「Smile」を連想させるドリーミーでファニーな音世界。

 とはいえ、Brian Wilsonのようにポップな中に狂気を感じさせはしないのですが、しかし英米のBrian Wilsonフォロワーにはない人懐っこさがあって、僕はかなり気に入りました。イマジネーションを刺激する歌詞の面白さも出色。打ち込みの「バンド・アフターマス」も面白いし、Brian Wilson云々を抜きにしてもいい曲を書く人です。独特の高い歌声も、オルガンの音色をバックに歌われる「百合の花」で幾重にも重ねられて美しく響いています。

 ママスタジヲラリーパパ&カーネギーママのメンバーも参加。ジャケットのイラストを担当しているのは加藤伸吉です。

7月10日(thu)
Daniel Lanois「Shine」(→amazon.co.jp)、永江孝志「Long Afternoon」、7AIR・SALT5・11WATER「壊れない愛がほしいの・GET UP! ラッパー・BE ALL RIGHT!」(→amazon.co.jp)購入。あと、中古で久保田麻琴と夕焼け楽団「Made In Islands Vol.2」も。

7AIR・SALT5・11WATER「壊れない愛がほしいの・GET UP! ラッパー・BE ALL RIGHT!」  7AIR・SALT5・11WATERでは、「壊れない愛がほしいの」のリズムアレンジや、「GET UP! ラッパー」の鼻にかかったラップとやけに派手なコーラスやサウンドが気に入っています。ただ、実質4曲収録で通常盤が1890円(税込)っていう価格設定は妙に高いんじゃないかと。1500円ぐらいが妥当なんじゃないかと思います。

 ところでSALT5という名前のユニットにラップをやらせることにしたのは、つんく♂の念頭にSalt-N-Pepaがあったからなんでしょうかね。あの衣装から思い出しただけなんですけど。

7月9日(wed)
昼下がりに携帯電話が鳴って、誰かと思えばヤマグチノボルさん。女子相撲部モノであるらしい彼の新刊「つっぱれ有栖川」→amazon.co.jp)は、角川スニーカー文庫から発売中です。

「Casa BRUTUS」8月号では、六本木ヒルズのガイドが「六本木ヒルズがここまで脱いだ!?」と題した袋とじ企画になっていて、そこまでキラーコンテンツ化しているのかと驚きました。ちなみにロクロク星人は載ってません。

7月8日(tue)
今日ネットを使って一番真剣に調べたのは、梅雨時に部屋に干した洗濯物の臭いの消し方。生活密着型です。とはいえ今日は疲労モードで自宅ではあまりマシンにも触れず、音楽も聴かず、本も開かず、ぼんやり携帯電話をいじっていて気が付けば午前3時とかそんな感じでした。夏場は夜明けが早くて嫌なもんです。

「元カレ」での地味ソニン画像が、REIKOさんのサイトの7月8日分に。これを見て、いよいよ次の日曜日に迫った渋谷AXライヴに向けてテンションを上げてください。@ぴあを見たら、なんかまだチケットが残ってるみたいなんですけど。

7月7日(mon)
「関口宏の東京フレンドパークII」を見たら、観客の躁病的な盛り上がり方に圧倒されました。今日この番組を見たのは、もちろんソニンが「元カレ」の番宣要員として出演したから。昨日の「元カレ」と比べると別人のようなタンクトップ姿で、以前の肉体改造が効果を残しているのか、それともリバウンドしたままなのかといった判断を保留してしまうような迫力がありました。顔を紅潮させるソニンをたくさん見れたのはなかなか貴重で、特にマジックテープで壁に張り付いたまま顔を赤くしている姿が良かったです。

 それにしても、一緒に出演した天野ひろゆき(自宅にフィギュアが600体)はあそこまでデブヲタキャラだったとは。

7月6日(sun)
半蔵門の宝島社で、別冊宝島「音楽誌が書かないJポップ批評」用に石井恒さんたちと座談会。

今夜スタートした「元カレ」では、新社会人の役なのに堂本剛のモミアゲが強烈に不自然。内山理名はちょっと保田圭に似ていて、広末涼子はまるで目ですべての演技をしているかのようです。そして天野ひろゆきを見て「こいつがソニンの相手役かよ……」と暗澹たる気持ちになって見ていましたが、肝心のソニンは終盤になってもさっぱり出てきませんでした。

 そして、天野が社交ダンスをたしなんでいるという唐突な設定の末にソニンが登場したと思ったら、後ろで結んだ髪にメガネとカーディガン、そして長いスカートという、これ以上ないほど地味な格好。制作者の放ったギャグかと思うほどでした。最高です。

 ソニンと天野の社交ダンスのリハーサルのムービーは、公式ページのこちらに。ドラマでは、ソニンはリハーサルとは打って変わってビクビクして緊張した表情を演じていました。ソニン、こういう芝居が妙にうまいなぁ……。

7月5日(sat)
萩原健太「ポップス イン ジャパン」 物に埋まった押入れ部屋から、本多勝一「日本語の作文技術」、油井正一「ジャズCD ベスト・セレクション」、文藝春秋編「大アンケートによる日本映画ベスト150」「戦後生まれが選ぶ洋画ベスト100」などの文庫本を人に貸すために取り出してきました。

 一冊だけ自分用に、萩原健太「ポップス イン ジャパン」も。89〜91年に懐かしの「03」で連載されていた、日本人ミュージシャンへのインタビュー集です。登場するのは、近田春夫、坂本龍一、佐野元春、桑田佳祐、岡村靖幸、鈴木慶一、久保田麻琴、フリッパーズ・ギター、細野晴臣、山下達郎などなど。サンプラザ中野とか藤井郁弥もいます。

今日聴いていたのは、8月6日発売の川上つよしと彼のムードメイカーズ「moodmakers' mood」(CCCD:→amazon.co.jp)。東京スカパラダイスオーケストラ、Little Tempo、Rocking Timeのメンバーなどから成るバンドのセカンドです。

7月4日(fri)
はてなダイアリーには「hoturl」というモジュールが用意されていて、それを利用しているはてなの杖日記には、はてなダイアリーからリンクされているURLのランキングが「注目URL」の部分に表示されています。同じようなランキングを集計して公開しているのが、はてなだいありーのまんなかはてなだいありーのまんなかのようなもの

そのどれを見てもトップになっているのが恋愛頭脳というサイトで、普段はこの手の診断なんてしない僕も「訪問者の価値観の集計から恋愛観を判定する」というシステムに興味を持って試してみました。そして、「極端」がひとつに「変」がふたつ出てくるという結果に。このシステムが高度だからなのか、僕がこの手の診断に慣れてないからなのかはわかりませんが、やけに痛いところを突かれた気分です。

7月3日(thu)
福本伸行「最強伝説黒沢」第1巻 福本伸行「最強伝説黒沢」第1巻(→amazon.co.jp)は、ワールドカップを見て熱狂しながら「こんなものは俺の求めている感動ではない」と主人公が気付く冒頭からしていきなりつかみが強力。僕もまんまと引き込まれました。

 独身のまま目標もなく働き続けてきた44歳の男が、周囲からの人望を求めるあまり、大胆に空振りするのがこの巻のメイン。あとは迷子(本当は迷子でもないんだけど)を相手に、父親になった自分の姿を勝手に想像したりとか。

 ユーモアにくるんでいるものの、ここで描かれている孤独はかなり痛切です。全体的にかなり濃い味付けながら、描写の押しと引きを心得ているのが福本伸行の巧さだと思います。

7月2日(wed)
朝崎郁恵「うたあしぃび」 朝崎郁恵「うたあしぃび」(→amazon.co.jp)は、美音志、高橋全、ウォン・ウィンツァン、チチ松村、姫神の5組をアレンジャーに迎えた新作。

 ウォン・ウィンツァンのピアノやチチ松村のアコースティック・ギターとともに歌う楽曲はわりと自然で、これまでコラボレーションを続けてきた高橋全による楽曲も、プログラミングを使ってはいても朝崎郁恵の唄を理解しているなと思わせる安定感があります。ただ、SUGIZOのギターも響く「塩道長浜」は装飾過剰気味。

 いわゆるワールドミュージック系の作品を聴いていると、伝統的な音楽を現代化しようとしているものの、その現代化を目指した部分の音が古臭くて白けることがよくあります。このアルバムでそうしたことを思い出させられたのが、美音志が編曲した2曲。打ち込みレゲエの「豊年節」とドラムンベースの「曲がりょ高頂」は、どうも唄とサウンドが乖離している感じで、もっと唄に寄り添う繊細さが欲しくなります。美音志が担当したトラックにしても、姫神がアレンジした「六調」にしても、たしかに非常にキャッチーに仕立てられてはいるのですが。高橋全のプログラミングも含め、いかにもシンセっぽい音も多すぎます。

 「うたじま」(→amazon.co.jp)のような傑作が昨年発売されたばかりであるだけに、「うたあしぃび」でのアプローチにはさすがに満足できませんでした。朝崎郁恵の唄は、アカペラでも楽曲が充分に成立してしまうほど強力な磁場を持っているだけに、それと拮抗するためには中途半端に現代化したサウンドでは足りないと思うのです。

7月1日(tue)
絵ハガキ 「流行通信」8月号には「ロクロク星人と行く! 六本木ヒルズツアー」と題した記事があって、六本木ヒルズの風景の中に生ロクロク星人(といっても着ぐるみ)がいる写真がなかなか馬鹿馬鹿しくて素敵です。本来のキャラクター設定だと1メートルぐらいのはずですが、なにせ着ぐるみなので2メートルぐらいありますし。

 一緒に掲載されている村上隆のインタビューによると、「続・憂国呆談」で田中康夫が指摘していた通り、「しゃちょう」のモデルは森ビルの森稔社長で、「ヨシコ」の名は彼の夫人からとったものだとか。さらに「ゆうこ」は社長の娘と同じ名前だそうです。

 そういえばちょっと前に、六本木ヒルズのメトロハットで上映されていた5分間のロクロク星人ムービーも観ました。CMと同じく細田守が制作したアニメーションは、キャラクターのピョコピョコした動きや、ロクロク星人が撒いた何かから植物や動物がバーッと生まれてくるシーンの描写が良かったです。間抜けなぐらいにシンプルな造形のロクロク星人が妙に魅力的に見えてしまうのは、やはり細田守の手によるアニメーションに負うところが大きいですね。

 ただ、マサムネ(ロクロク星人のネーミングは『スピカ』『チェリー』などスピッツ関連が多い)の声がやけに低くて青年っぽかったのには違和感がありました。村上隆のインタビューによると、食いしん坊キャラのポヨヨンの声は三瓶が担当しているそうです。

 
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